光の二月

梅が甘く香る候ととなりました。日差しが伸びて、言葉通りに光の中に春の訪れを感じます。今日はおむすびを持ってピクニックがてら「武田の杜」を散策してきました。

途中、高木にひっそりと白い花が!近づいて足下を探してみると、まるで蝶の羽のよう!薄いレースのような枯れ葉、もしくは花びら?しかも中央に種が一粒入っていました。風に乗ってプロペラのように飛んでいくのだろうけれど、これは何の木なのかしら?今年通う楽しみが一つ増えました。

・・・と思いきや、帰宅して画像検索してみたらアメリカのサイトにて「tree of heavn」が浮上。日本語訳を調べていく内に「ニワウルシ(庭漆)」の実であることが判明しました。漆は名のみでウルシ科とは別種、毒は無く庭に植えることが可能なために庭漆。また天に届くほど大きくなることから「tree of heavn ・神樹」の名が。さらに興味深いことを発見。山繭蛾”シンジュサン”が食用にすることからその漢字名は神樹蚕。以前オオミズアオを調べたときも月に繋がったのですが、偶然にもこの蛾も月に繋がっており、羽に4つの三日月模様を持っていました。

何という程のお話ではないのですが、今日の出合いのお土産話です。

桜の蕾はぎゅっと硬く閉じていました。翌月の開花を想像することが出来ぬほどに。如月の上弦の月に。

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