真夏のすももワイン

何を隠そう、私はこよなくお酒を愛しています。

季節折々、その日のお天気や時間にぴったりのお酒をチョイスすることに無上の喜びを感じます。(もちろん、想像するだけで満足することも数多くあります

真夏になると作るのが「すももワイン」♪

中学生以来の親友である由紀さんの結婚したお相手のお父様が南アルプス市在住。甲西町で丹精込めてすもも各種を育てています。

結婚した14年前から毎夏、はち切れんばかりにたわわに実ったすももをお裾分けいただくようになりました。

南アルプス市は知る人ぞ知る”すももの名産地”。現在、生産量の日本一を誇っています。その歴史は古く、江戸時代、落合地区で育てられていたとの記録が残っているのですよ。

ありがたいことに今年も大石、貴陽、太陽、ソルダムなどを沢山いただいたので、早速贅沢なフレッシュジャムを作り、恒例のすももワインを楽しんでいます。

余談ですが、このワインカクテルを飲むと思い出す男性がいます。それは20代後半に出会った洒落たバーテンダーさんのこと。「夏になると何故かキティが最高においしいんだよね!」とそれは嬉しそうに目を細め、キティの作り方を教えてくれました。赤ワインとジンジャーエールを1:1で合わせたカクテルなのですって。私は何故か全く食指が動かず、一度も試したことがないのだけれど、私も夏の大好きな赤ワインカクテルに出会うことが出来ましたよ♪ 彼がこの夏もおいしくキティを飲んでいますように!

~すももワインの作り方~

【作り方】①すももは洗って丙を取り除き、すももの重量に対して、約20%の砂糖をまぶして30分ほどおく。

②やや柔らかくなったすももを手で割り、種と実にざっくりと全体を混ぜて馴染ませる。ここにシナモンとクローブを加えて香りづけるのが私好み。

③中火にかけ、時々混ぜながらトロミが出るまで煮詰める。粗熱が取れたら、目の粗いザルでこし、種とスパイス類を取り除いてフレッシュジャムの出来上がり。(ジャムの糖分は低いので1週間目安で食べきる。赤ワインの他、ビールやソーダ水、アイスティーで割ったり、ヨーグルトに添えたりしてお召しあがれ)

④大きめなグラスに縁まで氷を入れ、すももジャムを1/3程度入れ、赤ワインを注いで混ぜながらいただく。

※赤ワインはスペイン産テンプラニーニョのデイリーワインがぴったり。黒ぶどうであるテンプラニーニョの適度の渋みとプラム香にフレッシュなすももが加わり、ジュースのようにゴクゴクいただけます。

私の真夏の定番”すももワイン”。ロシアンティーならぬ、ロシアンワイン仕立てでいただきます。
目次