いのちの星 地球 ogotama Bon apeetit en 2023 ⑨
幼稚園の頃、なりたかったものが3つありました。
「お菓子屋さん」・「お花屋さん」・「幼稚園の先生」です。幼いながらも一生懸命考えてみるのですが、どうがんばっても、一つに絞ることが出来ません。3つ全部です。
幼かった頃に芽生えた夢は、はかないもので煙のごとく消えてしまったと思っていました。
HP公開をきっかけに、図らずもこの数日間、自分の半生を振り返り、自分が好きだったものや、思い描いていた夢などを思い出しました。原点からほぼ変わっておらず、ついにこうして「わたしのゆめ」をなにやかやの形で統合、実現させてゆく自分に、我ながら「あっぱれ」です。
プライベートのことを随分、しかも長々と書いてしまったので、本当は穴があったら入りたいほどの恥ずかしさ。実は相当シャイのシンカイケイコです。
暑い夏、獅子のごとく猛進し、周囲に疾風を巻き起こしましたこと、失礼をばいたしました。ここまでお付き合いいただき、心よりお礼申し上げます。今日は感謝の気持ちを込めて「にこにこブーケ」をお届けします♪
子どもの時から、自然の中に咲いているお花が好きでした。
小さな中に様々な特有の形を持ち、その姿が愛らしく、いのちを眩しいくらいに輝かせて、野の花はそこにありのままで咲いている。誰かのために、何かのためにとかでなく、ただ無心に自分のいのちを全うさせている。ただそのままであることが、こんなにも自然で、気持ちよくて、しかも見れば見るほど不思議に満ちていて・・・。その姿に心打たれて、うっとりしてしまうのです。
それらが実を結んで食べられるとなれば、一層嬉しくなってしまいます。見ても、触れても、匂いをかいでも、食べても素晴らしく・・・。だから今世の私の職業は「食べもの研究家」。輝くいのちを束ねて「にこにこブーケ」を作ったり、調理してお皿に盛り込んで「のみのおもてなし」を作ったり、ogotama植物図鑑を仕上げるべく取材して文章書いたり、写真を撮ったり、朗読したり・・・。
様々な形で「食べもの」を束ね、地球に住む老若男女にお届けしてまいります。それを食べた人の体と心にあかりが灯りますようにと祈りながら、ogotamaを発信していくのです。
今日は盛夏のお野菜の花たちをひとつ、ひとつを束ねて、あなたへプレゼント♪
ご笑納いただけましたら、幸いです。
これからは、地球にど~んと身を委ね、ポレポレ季節のエッセイを綴り、「のみのおもてなし」を作って「おごっそうの玉手箱」に納めてまいります。お時間に余裕あるとき、またどうぞ開いてみて下さいね。
そこここでお米の花が次々に咲いて受粉し、稲穂が膨らむ候となりました。トンボが飛び、もう秋の気配が漂います。ぐんぐんと過ぎていく2023年、残すところ4ヶ月15日となりました。
どうぞお体大切にお過ごしください。時には手を休め、流れゆく雲、虫の音、オシロイバナの香り、イチジクのはじける食感など・・・。のんびり愛でてみてくださいね。みなさまの体と心が満ちて、明日からの元気がふつふつと湧いてきますように。
再出発に立ち会ってくだっさことに感謝を込めて、そして出逢えた奇跡に感謝して。
2023.8.17
ボナペティコーポレーション おごっそうの玉手箱 代表 食べもの研究家 ぽけれこと 新海 桂子より