新海 桂子
しんかい けいこ
ボナペティコーポレーション おごっそうの玉手箱 代表
- たべもの研究家・管理栄養士
- 体と心の栄養作りをライフワークとする。夢は世界中の愛のこもった「おごっそう」を聞き書きし、100年後の未来へ手渡すこと。
- 略歴
- 1969.8.16山梨県甲府市生まれ・甲府市在住
- 山梨英和高校卒業
- 東京農業大学 栄養学科栄養学専攻 卒業
- ・20代 都内で料理編集プロダクションやクレヨンハウスに勤務した後、甲府へ戻り、自宅でWhool Foods主宰。子ども料理教室を主に、大人向け教室、ケータリングサービス、自宅の庭を開放して春・秋にフリーマケットなどを行う。ご縁あって96年、98年軽井沢借宿にて、ひと夏の小さなレストラン「ボナペティ」を開く。
- ・30代~ 高齢者施設(ケアハウス、老人保健施設、特別養護老人施設)で栄養士業務を行う。2007~2012年(株)東京ガス山梨にて料理教室講師として勤務。その後市内の保育園で栄養士業務を行った際、保育士取得。2018~2023年石和東こども園にて保育士として勤務。
- ・2023年4月独立。食べもの研究家として「ボナペティコーポレーション おごっそうの玉手箱」を立ち上げる。
- 現在、甲府市在住。市内で料理教室を行いながら、コミュニティカフェ たんぽぽ食堂のワーカーの一員として働く。
- 資格 管理栄養士・調理師・保育士・幼稚園教諭一種
ごあいさつにかえて
私が山梨のおごっそうに目覚めたのは今から20年前。
一人暮らしを始めた甲府市羽黒町で、向かいに暮らす大家さんご夫妻がごく当たり前に四季の恵みを自給自足する姿を間近で見て過ごしたことから。
それまで遠くを見ていた私に、足元に宝物があることに気づかせてくれた原点です。
なんでも手軽に買える時代、心も体も喜ぶようなご馳走とは何でしょう?
飽食の時代を迎え、世の中では生活習慣病が蔓延しています。
食べても食べても体も心もどこか満たされず、刺激を求めてまた食べるの繰り返し。
あえて自分の手で種を蒔いて作物を育て、自分、家族、身の周りの人々の好みのジャストサイズに仕上げていく「おごっそう」にこそ、健康長寿の鍵があるのではないでしょうか。
2004年老人保健施設栄養支部会の仲間たちと「おばあやんのおごっそう」*を制作したことをきっかけに、2012.4月~2017.3月山梨日日新聞文化・暮らし面で「おごっそうの玉手箱」全100回を連載する好機をいただきました。山梨県内の各地を訪ね、季節折々のおごっそうを直伝していただきました。彼らから学んだ食の知恵、暮らしの知恵、生きる喜び、季節とともにある自然体の暮らし方などを、私なりにかみ砕いてお伝えしていきたいと思います。
伝統食聞き書きに加え、料理教室、季節の手仕事ワークショップ、商品開発などを通じて、体と心の栄養作りをライフワークとして参ります。ご一緒にお付き合いいただき、皆様の暮らしが少しでも豊かになりましたら、こんなに嬉しいことはありません。どうぞ、末永くよろしくお願いします。
著書のご案内
お問い合わせ
ボナペティ おごっそうの玉手箱へのお問い合わせは、こちらからどうぞ。